episode #1-1 Yo…
2017/04/04
こんにちは!
SNOW ANGEL本誌のライダー紹介やハウツーコーナーに登場させていただいています、
ライダーの佐藤夏生です!
わたくし佐藤夏生の、女子ライダーによる女子ライダーへのインタビュー企画「What’s your story?」第2回!
今回は、我が道を突き進む、CAPiTAの天才肌ライダー「山崎樺純」をインタビュー!
基本的に「やりたいことしかやらない!」という天才タイプの彼女ですが、
やるとなったらガッツリやりきる、「魅せるライダー」
そんな観る人を魅了するスタイルの持ち主であるカスミのバックグラウンドを探らせていただきました。
22歳、長野県出身、湯の丸育ちのこのひとも、
どうやらちょっと変わったスノーボード・ヒストリーを持っているらしい…
(photo by:©YoshiJosefToomuch)
(以下インタビュー)
佐藤夏生(以下:N):もしもーし!どうも~!寝てた!?起こした!?ごめーん!
山崎樺純(以下:K):寝てた…テンション高くない…?
N:疲れたから、一周回って元気!そんで、本題ですけど!
■スノーボードを始めたきっかけは?■
N:このインタビュー企画の第二弾のゲストがカスミです!私が聞きたいことは、私が知らないこと!
どうしてスノーボードを始めたのかとか、どんなスノーボードが好きなのかとか。
なのでまず、カスミがいつスノーボードを始めたのかを教えてほしいです!
K:えーっとねー…たぶん小学生で…たぶん3年生とか4年生…
N:なんでそのとき、始めたの?
K:ただ、スノーボードがやりたくて。それこそ、某販売店のテレビCMを観て、ですよ。
N:まじ!?CMでスノーボードをみて、これやりたい!ってなったの?
K:そうですね、当時はスノーボードを知らなかったからすごくかっこよく見えたけど…
もしかしたら今みたら、そんなにすごくない映像かも(笑)
N:あ、ロマーンスの神様♪ってかんじ?
それみて、お父さんお母さんに「これやりたい!」って言ったの?
K:ほんとそんな感じ!(笑)
うち、家族だれもスノーボードやらないから…でもたまたま仲が良い友達のお父さんがスノーボードやってて。
お願いして、連れて行ってもらいました。
N:そうなんだ!じゃあ最初は借りてやってたの?
K:全部用意してもらって、借りてやってましたね。
N:そうだったんだ!子供用のレンタルとか?
K:最初のほうはレンタルしてて、小学校6年生のときかな。
お年玉で、某量販店で「3点セット1万円」っていうやつ買った。
N:やば!小学校6年生がお年玉でスノーボード3点セットを!すごいね、CMをしっかり繋げたね(笑)
K:まんまとお金を落とさせていただきました(笑)
■実はアルペン育ち…?■
N:年に何回か行くって感じだったの?そのお友達のお父さんと?
K:年に何回か行ってましたね。その友達のお父さんがアルペンスノーボーダーだったので、
そのお仲間のおじさんたちと…
N:(爆笑)
K:これまじです、まじ、そのアルペンのおじさんたちと、一日中カービングしてた
N:えー、そうだったの!?え、じゃあ小学生のカスミとアルペンのおじさんたちが、
一日中いっしょにカービングしてたの?
K:そう。やばいでしょ
N:絵的にやばい、面白い。
K:カービングしかしてなかった。キレッキレだった自信ある。上りあがってた、坂を。
N:まじ?切れ上がってた?(笑) すごい。
あれ、そのときはアルペンボード?
K:ううん、フリースタイル。普通のボード。
N:なるほど、それでアルペンのおじさんたちにカービングを教えてもらってたんだ。
中学生になってからも、3点セットでカービングしてた?
K:最初はそれで滑ってて、そのうちお母さんがRIDEの152㎝だか153㎝だかの板を買ってくれました。
N:あれ、ちょっと長くない!?(身長の10㎝~15㎝ほど短い板を乗るのが一般的)
K:いや、ほんとにカービングしかしてなかったから、RIDEの中で一番硬いやつ。
そのときカービングを教えてくれてたひとがネットで型落ちの安くなってたやつを見つけてきてくれて。
N:そうか!なるほど!
(※カービングを楽しむには、スピードを出しても安定してバタつきが抑えられる硬さと、
エッジをしっかりと使える長さのある板が向いていると言われています。)
■スノーボードにハマった青春時代■
N:じゃあ、人生初のちゃんとしたマイボードは長めで硬めの板だったんだ!
中学時代はそれで滑って、高校生になって…部活は?
K:部活はね、中学ではテニスをやってました。
N:テニス部!ちょっと、真面目にやってなさそうだけど!?(笑)
K:そうですね、あんまり真面目にやってなかった(笑)でも副部長だった気がする。
N:やっぱり~!(笑)
でも、なんで副部長?
K:うまいからや!(笑)
N:なるほど、実力で!さすが天才。高校生の時は?
K:高校では、ソフトボールやりました。
N:スノーボードもやって、ソフトボールも?
K:ソフトボール部に入った年の冬に、「冬はスノーボードがしたいんです」って言ったら
「どっちか選べ!」って言われて
N:おお~(笑)
K:で、「スノーボードしまーす!」って言ってやめた
(高校2年生の時のカスミ。)
N:おお~!いえーい(笑)
黄金パターンだね、スノーボーダーの黄金パターン。なにか他にやっていて、
どっちかにしなさい!って言われて、スノーボードを選んじゃう!
K:そう、ソフトボールががっつり強いとこに入ったから結構ちゃんとやってたんですよ
N:そうなんだ!そのソフトボール部目当てでその高校に入ったの?
K:半分、それ目当てで入った。母がもともとソフトボールやってて。高校に入ってからちゃんと始めたんですけど。
N:そうだったんだ~ソフトボールも得意だったの?
K:一応、インターハイも行きました
N:あ、すごい!(笑)
チーム競技でインターハイって大変そうなイメージ。
K:そのときのインターハイが沖縄で、いい思いだけしてやめたっていう(笑)
N:沖縄いってから、ね!監督さんも拍子抜けだね!
なんか、カスミっぽい(笑)
K:うまいことやってるでしょ、自分のことしか考えてないから…(笑)
■スノーボードのために自ら選んだライフスタイル■
N:じゃあ高校生になってからは、休みの日はいつも滑ってた?
K:そう、休みの日は滑って、冬休みとかは湯の丸のスノーボードスクールに
お世話になって泊まらせてもらったりしながら滑ってました。プチ籠りみたいな。
(高校3年生の時のカスミ。)
N:なるほど。そのスクールの人はどうやって知り合ったの?
K:たまたまそのスクールの校長が、カービングをしてるカスミのことみてくれてて、
あのキレキレの小さい子はだれだ?って
N:(笑)
そのシーンが思い浮かんでしまう(笑)
K:ローカルの山で、滑りつながりで、みたいな感じです
N:高校生のときは、大会に出たりとか他の山で滑ったりとかはなかったの?
K:なかったと思います。基本的には地元の山で滑ってました。
N:その頃もまだずっとカービングおじさんたちと…?
K:そうですね、カービングおじさんと、カービングJKで(笑)
N:その集団が湯の丸で滑り倒してたんだね(笑)
高校を卒業してからは、スノーボードがしたい!ってなったと思うんだけど、どうだった?
K:卒業して、スノーボードがしたくて、某スノーボード系の学校に入りました。
スノーボードをガチでやるにはどうしたらいいんだろうって考えて。
(某スノーボード系の学校のみんなと。)
N:反対とかはされなかったの?ご両親はスノーボードしないんだよね
K:されましたね。「行ってどうするの?」って
N:「スノーボードを習うってなに…?」って感じだよね、きっと
どうやって説得したの?
K:「いきたーい!」って
大学受験も興味なくて、スノーボード以外にやりたいことなかったから
(某スノーボード系の学校1年の時。)
N:なるほど。それを伝えたらオーケー出たんだね!
K:いい親だった…基本的に結局は自由にさせてくれますね
N:たしかに、小学生の頃からスノーボードを始めるのも、お年玉の使い道も、自分で決めてるもんね
K:「スノーボードやりたいなら自分で買いなさい!」っていうスタンスで
N:すごく、主体性が育ちそうな感じだね(笑)
K:自分が「行きたい行きたい!」って貪欲にならないと、ゲレンデに行けないんですもん!(笑)
ほとんど友達のお父さんに連れて行ってもらいました。めっちゃいいひとでした。
N:いい話だね…今でも地元にいたら山とかで会うことあるの?
K:会いますね、一緒に滑りますし。今では飲み友達にもなりました。
N:まじでー!最高だね、まさにスノーボードって感じだね…年が離れていても仲良くなれるみたいなね
スノーボードの学校は、どうだったの?
K:学校に行ってる途中で、「私は海外に行ってみたい」ってなっちゃって、
そしたら居場所はここ(学校)じゃないな~ってなって
海外に行きたいから、お金も時間もそっちに使いたいって思いまして
N:なるほど、自分のやりたいことに素直なカスミらしい選択ですね
K:はちゃめちゃですけどね(笑)
今やってること放り投げて、やりたいことをやりにいっちゃう
ということで前編はここまで!
次回・後編ではカスミが憧れのCAPiTAライダーになるまでの経緯や
スノーボードの楽しみ方について語っていただきました!
お楽しみに!
山崎樺純が気になる!という方は彼女のSNSをチェックしてみてください!
山崎樺純(Kasumi Yamazaki)
Instagram:@kasumiyamazaki
Facebook:Kasumi Yamazaki
Curator:Natsuki Sato
新潟県出身。幼少期からスノーボードを続け15歳でカナダへ渡り、ウィスラー高校を卒業。帰国後は撮影活動や世界大会の転戦、イベント参加など幅広いジャンルで活動中。
Sponsor:K2snowboarding/ムラサキスポーツ/DRAGON/eb ’s/SANDBOX/GALLIUM/BAL TRAINER/Death Digital/石打丸山スキー場/KEM’S
Facebook:佐藤夏生
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