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what’s your story? – episode #1-1 Yoko Kurokawa

2017/03/08

 

こんにちは!

SNOW ANGEL本誌のライダー紹介やハウツーコーナーに登場させていただいています、ライダーの佐藤夏生です。

 

今年はSNOW ANGEL CAMPに講師ライダーとして呼んでいただき、さらにSNOW ANGELを身近に感じています!

ライダーとしてもまだまだの人間ですが、私もなにか発信したい!と思い考えてみました。

「勢いのあるライダーをフィーチャーして、対談したい!」

ということで女子ライダーによる女子ライダーへのインタビュー

「what’s your story?」

まったり始動します!(笑)

 


 

早速、昨シーズンのJSBA全日本選手権大会で3位に入賞しPSAプロ資格を勝ち取り、AM JAM優勝などの活躍を経て、Endeavorからスポンサードを受けるアップカマー

埼玉県出身・黒川遥子(24歳)、通称「黒ちゃん」にオファーしてみました。

なんと黒ちゃんは、いわゆる「大学生スノボちゃん」から数年で「プロライダー」まで上り詰めた、叩き上げ女子ライダーだった…

 

 

以下インタビューです♡


 

佐藤夏生(以下:N):もしもし!おつかれ~

早速本題なんだけど、最近一緒に滑ってくれるひとたちのことを考えていたら、今年の石打丸山DDS優勝者の岡本フミヤ(ARBOR)や山崎カスミ(CAPiTA)とか、もちろん黒ちゃん(ENDEAVOR)も、最近のイベントのリザルトや映像で名前をよく見るけど、どんなライダーなのか、私もまだどの記事でも読んだことないなって

 

黒川遥子(以下:Y):うん、大会の結果とかで名前出してもらったりとかはあるけど、それだけかも

 

N:「どんなライダーなのか」てところに私も興味があって、私と対談する形式でインタビューしてみたくなって!しかも対談って私も出れるじゃん?(笑)

 

Y:いいねいいね(笑)

 

N:私がライダーを選んで私がインタビューして私が書き起こしてって感じでやるから、Angelな内容にはならないかもしれないんだけど…

 

Y:あ~、うん、いいと思う、大丈夫(笑)

 

N:(笑)

とりあえず今、私が黒ちゃんについて知ってることは、黒ちゃんは埼玉クエストで働いてる、今シーズンは神立に籠ってる、クレープ屋さんで働いてる、同い年、私よりちょっと背が高くて、で、面白い

 

Y:うんうん…うん(笑)

 


 

■本題!スノーボードライフの始まりは?■

 

N:で、私が知らないことは、まず、いつスノーボードを始めたのか

 

Y:私がスノーボード始めたのはね~、大学一年生から!

 

大学生時代の黒ちゃん

 

N:お~。え?すごく最近

 

Y:そうなんだよ、だから18歳?からかな、そんなに経ってないんだよ始めてから

 

N:やばいね~そうだったんだ!

 

Y:ね、なっちゃん(夏生)とかさ、すごく昔からやってるじゃん

 

N:そうだね、私は3歳からスノーボードやってる

 

Y:いいな~(笑) 私も3歳からやりたかった~

 

N:あ~(笑)

スノーボードに対しての感覚は結構違うかもね

黒ちゃんはきっと自分でスノーボードを見つけて自分から入っていったって感じじゃん?

私は気づいたらスノーボードしてて、スノーボードはずっと生活の一部みたいな…

 

Y:そうだよね~うらやましいよ、それがよかったな~

 

N:そうか、そうだね、ラッキーだよね(笑) スノーボードに出会う前までは何してたの?

ソフトボール?バレーボール? あ、バスケでしょ!

 

Y:そう、めっちゃバスケ少女だった

 

N:ポジションは?センター?わかるよ、スラダン読んでたから!

 

Y:うーんと、三井寿のところ

 

N:ミッチーがいちばん好き!

 

Y:(笑)

高校卒業するまでバスケやってて、入学した日体大のバスケ部がガチすぎて、うーんってなっちゃって。で、なんかイケてるやつやりたいなーって思って、で、スノーボード始めた

 

N:お~、スノーボードにはどうやって出会ったの?

 

Y:高校の友達に誘ってもらった!初めて滑りに行ったのが、みなかみ。

 

N:みなかみ!ノルン?車で?

 

Y:そう、ノルン。いや、電車で行ってた気がする。電車とバス。

 

N:やば!レンタル?

 

Y:レンタル、レンタル!

 

N:やばいね、それがつい5年前?てことは、その4年後には…やばいね (黒ちゃんは去年、PSAのプロ資格をゲット)

 

Y:やばいよ、ガチハマりだよ!狂ってる(笑)

 


 

■初シーズンで驚異の滑走日数!■

 

N:すごい。なんでそんなにハマったの?

 

Y:うーん、たぶんね、バスケやらなくなって、やることないな、みたいな

 

N:あ~、そもそも運動することが好きってこと?

 

Y:そうそうそう!

 

N:じゃあバスケもずっとやってきてたし、次になにか打ち込むものって感じで、スノーボードにハマっていった感じ?

 

Y:そう、スノーボード面白い!イケてる!ってなった

 

N:ほ~、イケてる?たしかにイケてるかも 考えたことなかった…(笑)

 

Y:で、即行でForum買った。

(フォーラム=今はなき、めっちゃかっこよかったブランド。ピーターラインで検索してね)

 

N:やばー!人生の一本目の板がForumっていうのが、いいね、かっこいい。

 

Y:でしょ、黒川、Forumを買うんですよ~

 

初めて買ったforumの板。

 

N:どうしてForumを選んだの?

 

Y:お店でひとめ惚れ。でもそれが折れちゃって、次に買ったのがEndeavor (エンデバー、黒ちゃんの現在のスポンサー)

 

N:おお~二本目がEndeavorだったんだ!Forumなくなっちゃうしね…全然メインストリームな流れじゃなさすぎて、渋すぎ!(笑)

なるほど~、そういう話を聞くと、今の黒ちゃんのスタイルが見えてくる感じがするかも

 

Y:そうなんですよ~

 

N:そういえば、最初にスノーボードしたとき、萎えなかったの?

私にはその経験の記憶がないから分からないんだけど、よく聞くのが、行ったけどすぐにはうまく滑れなくて転んだりして、痛かったりとかして

 

Y:うん、転ぶ転ぶ、痛い痛い

 

N:やっぱそうなんだ、じゃあ初日はいっぱい転んだ?

 

Y:転んだ!いっしょに行った友達はもう滑れる子で、教えてもらってた!

 

N:初日で転びまくっても心折れなかったってことだよね

 

Y:うん、スノボー楽しい!イケてる!みたいになるじゃん、大学生だし

 

N:私、大学生もやってないからあんまりわからないけど確かにゲレンデで見かけると楽しそうでなぜか私も嬉しくなる(笑)

でも、痛い~やだ~ってならないんだ!って思うんだけど

 

Y:それが楽しいの、面白い

 

N:そうなんだね~、一緒だね。じゃあそんな感じで何度かスノーボードしに行ってたの?

 

Y:いや、もうその始めた年には、滑るためにバイトして、休みの日は毎回夜行バスで滑りに行ってた…

 

N:(爆笑)

ハングリーすぎ、やばい

 

Y:やばいよ、ひとりで夜行バスに乗ってスノーボードしに行ってた

 

N:うわ~、なんかいい話だね…ミッチーがスノーボードに目覚め。

てか、ひとりで!?ほんとに?

 

Y:そう、ひとりで。ひとりでシーズンに30回は夜行バスで滑りに行ったの

 

N:えーーー!やば、30回…

 

Y:そう、30回~40回は行ったかな

ハマりまくって、次のシーズンとか、3シーズン目はもう竜王に籠って、ムラサキスポーツで働いて

 

N:あれだよね、大学が休みの時期に籠って働いてってやつだよね

 

Y:そうそう

そこで、ムラサキスポーツを通して西村周二郎という方に出会うわけ、Nitroのライダーの

 

N:わかる!知ってるー!(笑)

(私もサポートしていただいてるBALトレーナーの元で同じくトレーニングをしている先輩)

 


■師匠・西村周二朗との出会い、プロスノーボーダーへの道のり■

 

Y:西村さんに出会う、つまり初めてプロスノーボーダーに出会うんですよ

 

N:お~、ファーストプロスノーボーダーだ

 

Y:そうなんです。で、スノーボードにプロってあるんだ、かっけー。ってなるわけですよ

 

N:あ~(笑)

「そういうのもあるのね、なるほど?」ってなっちゃったわけね!(笑)

 

Y:そう。え、私もなりたい!ってなっちゃった

 

N:好きなスノーボードずっとやってられる!?みたいな(笑)

その周二郎さんとの出会いが今の黒ちゃんには大きく関わっているんだよね

 

Y:そう、一緒に滑ってもらったり、教えてもらったりして、ほんとすごかった

 

N:そして大学を卒業して、そのまま埼玉クエスト?

 

埼玉クエストのみんなと

 

Y:そう、大学に4年間行って、そのあとバイトみたいな、いや~親は泣いちゃうよね

 

N:(笑)

あんたはどうして~!みたいになった?

 

Y:なったなった。両親はプロの世界やスノーボードの世界も知らないし、あんたはなにをそんなにハマってるの?ってなっちゃって

 

N:あ~最高だね(笑) アツい

 

Y:で、期間を決められちゃって、あと2年でプロにならなかったらやめるって約束して

 

N:なんか、ドラマみたい…しかも割と期間短い(笑)

 

Y:無事に資格を取るかたちでプロになれたからよかった!

世間様に一番わかりやすい形だったから、とにかくプロ資格がほしかった

 

JSBA全日本選手権3位

 

N:なるほど、そして今シーズンに至るわけですね

 

Y:そう、今年がルーキーイヤーです!

 

※こちらは先シーズンのクロちゃん。

 


ということで前編はここまで!

次回・後編では黒ちゃんの目指すライディングスタイルやスノーボード観について語っていただきます!

 

黒ちゃんをもっと知りたいという方は黒ちゃんのSNSも是非チェック♡

黒川遥子(Yoko Kurokawa)

Instagram @_4596

Facebook:黒川遥子

 


Curator:Natsuki Sato

新潟県出身。幼少期からスノーボードを続け15歳でカナダへ渡り、ウィスラー高校を卒業。帰国後は撮影活動や世界大会の転戦、イベント参加など幅広いジャンルで活動中。

Sponsor:K2snowboarding/ムラサキスポーツ/DRAGON/eb ’s/SANDBOX/GALLIUM/BAL TRAINER/Death Digital/石打丸山スキー場/KEM’S

 

Facebook:佐藤夏生

Instagram:@natsuki326

Twitter:@NatsukiSato