自分に合うギアを探し始め、足ま…
2018/01/21
先週からゲレンデ編に突入したNMB48・白間美瑠さんの連載。「ほんとスノーボードってめっちゃ楽しい!!」と撮影の間、終始笑顔でハイテンションだった彼女。記念すべき10回目は、いよいよターン編をお送りいたします。。「綺麗なターンができるように頑張ります!!」と意欲も満々。
ゲレンデは先週に引き続き群馬県にある丸沼高原スキー場。今回はどんな成長が見られるのか!?
それでは早速いってみよう!!
今回も美瑠さんに滑りを教えてくれるのは、丸沼を拠点に活動しているプロスノーボーダー・石山徹さん。「今回は綺麗なターンを勉強しましょう!! まずターンを練習するには、同じバーンで滑り込むのも大事なんです!」(石山コーチ)ということで、今回はゲレンデのセンターに位置する中央リフト脇のイエローコースを使って練習を始めることに。
「今回もよろしくお願いします!! うまくなりたーい」(美瑠さん)
基本姿勢をばっちりマスターした美瑠さん。リフトから降りるのにもだいぶ慣れたようで、恐怖心もすっかりなくなったよう。リフトの上でもリラックスできるようになっており、カメラを向けると笑顔でニッコリ。
「それではターンの練習を始めていきましょう。まずは先週マスターした基本姿勢を意識して滑るようにしましょう。膝を軽く曲げて、腰を落として、目線はやや遠くを見る! 斜面で滑りだしたら、若干後ろ足に重心を置くことを意識する。手はボードと並行するように上げて、左手は進行方向に向ける。右手はやや上にあげるようにすると、バランスが取りやすくなりますよ。一気にたくさん言っちゃったんですが…(笑)。大丈夫ですか?」(石山コーチ)
「膝は軽く曲げて、腰を落として、目線は遠くを見る。滑りだしたら重心は若干後ろ足! あとは手をあげる…。むずいー!! たくさんやることあるー!! でも大丈夫です」(美瑠さん)
「きっと大丈夫!! 意識するだけで、全然滑りも変わってくるので。じゃあまずはお手本見せますね。まずはゲレンデをめいいっぱい使って、大回りターンをしてみましょう」(石山コーチ)
★石山コーチのお手本★
★美瑠さんターン1本目★
全体的な滑りはとっても綺麗な美瑠さんですが、自分のつま先側に曲がるフロントサイドターンの時に、よく見ると膝を曲げるというよりかは腰が折れて頭が下がっている姿勢に! 実はこれ、初心者の方によくありがちなフォームのひとつ。「膝を曲げて、腰を落として!」と言われると、どうしても頭が下がってしまいがち。解決策はとにかく基本姿勢を思い出すこと! “身体は地面に対して垂直” を意識しよう。
背面側に曲がるバックサイドターンは、しっかり膝も曲がっており、手も進行方向に向けているためとっても綺麗な姿勢に近づいている。これを見たコーチも「バックサイドターンは綺麗になってます!しっかりエッジにも乗れてるし、姿勢もばっちりです」(石山コーチ)
石山コーチからの的確なアドバイスで、今の滑りのいいところ、悪いところをすぐに復習。「ターンを練習する前にまずは “斜滑降” というのをやってみましょう。これは斜面に対して斜めにまっすぐ滑ることを言うんですが、この斜滑降がしっかりできると連続ターンの安定性がグンと上がるのでおすすめの練習法なんです。美瑠さんのように普通に滑れる方だと若干物足りないかもしれないんですが、先ほど滑ったときにフロントサイドターンで姿勢が崩れてしまっていたので、基本姿勢を斜面でも徹底的にマスターする、滑る時にキープするという意味でもこの練習法は最適なんです。なので基本姿勢が身体に入るまで何度も繰り返してやってみましょう!」(石山コーチ)
「今までなんとなく滑ってただけやったから、カッコいい滑りに近づけるのが嬉しいです! 身体の状態とか全く意識していなかったので、びっくりすることだらけー!! でも上手くなりたいから頑張るー」(美瑠さん)
<フロントサイドの斜滑降>
<バックサイドの斜滑降>
止まった状態で基本姿勢を作ってから、一気に斜めに滑り降りる斜滑降。美瑠さんもコーチに教えられた通りにやってみると、しっかりとボードの真ん中に乗れていてとっても綺麗なフォームに!!
「今、しっかりとフォームが作れた気がします。ちょっとわかってきたかも!」(美瑠さん)
「よかったです! 頭から足までしっかりとボードの真ん中に乗れていましたね。これを何度も繰り返してコツをつかめば、ターンの姿勢もよくなっていきますよ」(石山コーチ)
★美瑠さんターン2本目
斜滑降を何度か練習したおかげか、状態がだいぶ安定してきた美瑠さん。石山コーチも「最初のターンでは頭が下に下がって腰から折れていたフロントターンの体制が、だいぶまっすぐになってきています! あとはターンをするときに手が下がってしまっているので、手を上げて膝ももう少し曲げてみましょう。あと少しです!!」と笑顔でコメント。
「フロントサイドターンがやっぱりむずい!! 膝を曲げて腰を落とそうとしてるんやけどなー。あっ!! あと手もあげなきゃやー。やることいっぱい(笑)」(美瑠さん)
石山コーチの丁寧なアドバイスを真剣に聞く美瑠さん。上手くなりたいという思いが、ひしひしと伝わってくる。
転んでも転んでもすぐに立ち上がる美瑠さん。「痛いー!」や「もうできひん、いややー」という泣き言は一切言わず、黙々と練習を続ける姿にコーチもスタッフも「ほんとすごい!」と大絶賛。
しかも美瑠さん、転んでから起き上がるまでのスピードがあまりにも早く、スタッフが「大丈夫!?」と声をかける前に、すでに起き上がって滑っていることもしばしば。
★美瑠さんターン6本目
何度も何度も練習を重ねている美瑠さん。姿勢は最初よりもだいぶよく、乗っている位置もだいぶよくなってきた! 「だいぶいいですよー。最初から比べたら、姿勢もポジションも全然良くなっていて
滑るスタイルもカッコいい!! 」(石山コーチ)
「えっ!! ほんま? カッコいい? めっちゃ嬉しい」(美瑠さん)
「あとはターンをする時に若干体の方が遅れてしまっているので、ボードと一緒にターンできるようにしっかりと手を上げて目線を意識してみてください。スピードが上がってしまうと、余計に体が遅れてしまいがちなので注意しましょう。滑ることに慣れてくると、滑るのに夢中になり基本姿勢などが飛んじゃうこともあるので、いつも基本姿勢を頭において滑りましょう。でもでも…着実に最初より上手くなっているので、自信を持っていいですよ!」(石山コーチ)
「よっしゃ! じゃあ自信持ちます。がんばろっと」(美瑠さん)
「来週はターンをするときに体の上下運動を勉強しましょう」(石山コーチ)
「今週はついにターンの練習に突入しました。覚えることがいろいろありすぎて、頭が混乱しちゃうときもあるんですが、どんどんカッコいい滑りに近づいてきているようなので頑張りがいがあります!! 基礎ができれば応用は楽勝と聞いたので、基礎を着実にマスターし一歩一歩成長していきたいです。みなさんもターン、ぜひやってみてくださいね」(美瑠さん)
おまけの写真
このガッツがうまくなる秘訣!! 頑張れー美瑠さん。
美瑠さんはこのあと、何事もなかったかのように立ち上がり滑っていきました(笑)。
今回撮影に協力してくれたスキー場はココ!
「丸沼高原スキー場」
昨年リニューアルオープンしたセンターステーションには、女子には嬉しい鏡張りの更衣室に温泉、スイーツも販売している売店などがあり、オンスノーはもちろんのことアフタースノーも楽しめること確実! 思いっきり滑って、疲れた身体を温泉で癒して帰る、という贅沢な旅も丸沼なら叶う!!
住所:群馬県利根郡片品村東小川4658-58
☎︎0278-58-2211
http://www.marunuma.jp
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アクセス:
車/関越自動車道・沼田I.C.から国道120号で37km、約50分
電車/上越新幹線「上毛高原駅」or 高崎線・上越線「沼田駅」から路線バスにて「鎌田バス停」下車、タクシーに乗り継ぎ「丸沼高原スキー場」へ。
※SNOW ANGEL の最新記事「丸沼高原スキー場」も合わせてチェックして。
Photo/葛西龍 Hair&Make/JUJU Edit&Text/yumi
連載ガールズスノーボーダーへの道
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PROFILE
白間美瑠(しろま・みる)
1997年10月14日生まれ、20歳。大阪府出身。NMB48チームMメンバー。2010年「NMB48オープニングメンバーオーディション」に合格、2011年からは大阪のNMB48劇場にて公演を開始し、選抜メンバー16名のうちの1人として劇場公演デビューを果たす。2017年に開催されたAKB48 49thシングル選抜総選挙では12位にランクイン、初めて選抜メンバーに選出され現在テレビや劇場で精力的に活動中。NMB48の17thシングル「ワロタピーポー」が発売中!
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